検索エンジンシェアNo1のGoogleが開発した生成AI「Gemini」をご存じですか。

「資料作成、営業報告書などに時間が取られて、本来の営業活動に集中できない」
「案内文を時間かけずに終わらせたい」

など書く時間を短くして、業務効率を上げたい会社員も多いのではないでしょうか。

Googleが開発した「Gemini」を使えば、業務効率が上がります。

「どう始めるの」
「利用料はいくらなの」
「どんな使い方ができるの」

この記事では、初めてGeminiを使う方に以下の内容を紹介します。

  • Google生成AI「Gemini」とは
  • Geminiの始め方
  • Geminiの5つの活用例
  • Geminiのビジネス活用3例

2024年5月13日発表されたChatGPTのGPT-4oとGeminiとの違いも説明するので、最後までお読みくださいね!

Google生成AI「Gemini」とは

Geminiは、2024年2月に発表したマルチモーダルな生成AIです。

マルチモーダルとは、テキストだけでなく、音声や画像、動画と言った異なるデータを入力ができる生成AIのことです。

Geminiは音声入力、文章生成、翻訳、質問応答などさまざまなタスクをこなし、まるで人間のように自然なやり取りが可能です。

Geminiは3モデル 比較

Geminiは、Pro、Ultra、Nanoの3つのモデルが用意されています。

1.Gemini Pro

AIチャットポットで使える個人向けの広範なタスクに対応するために最適化されたモデルです。

無料で利用できるため、初めての方におすすめします。

パソコンだけでなくスマホやタブレットでも利用可能です。

2.Gemini Ultra

非常に複雑なタスク用に設計されたGeminiの最上位モデルです。

多くのベンチマークでは、ChatGPT4の性能を超えました。

有料のGemini Advancedで利用できますが、現在のところ英語環境のみになります。

3.Gemini Nano

テキストの要約や質問への回答など、軽量でスマホなどのデバイスでの利用を想定して設計されたモデルです。

この効率的なモデルはPixel 8 Proに組み込まれています。

2024年6月に予定されているアップデートで、Pixel 8でも利用可能になるそうです。

3つのモデル比較

モデル名 機能料金(月額) 
Gemini Pro・複数の言語間の翻訳詩、メール、手紙などのテキスト形式の生成質問応答 
・コード生成生成及び改善画像の作成(英語のみ)
無料
Gemini Ultra・Proの機能に加え、さらに高度な翻訳と質問応答 
・コード生成と創作テキスト形式の生成のさらなる改善 
・顧客対応、マーケティング、クリエイティブタスクなど、特定のユースケース向けにカスタマイズ可能
個人向け
ジェミニアドバンスト:2,900円

ビジネス向け
Google Workspace のオプションで利用
Gemini Business :2,260円
Gemini Enterprise:3,400円
 *上記以外にGoogle Workspaceの料金が必要
Gemini Nano・日本語と英語の翻訳・簡単な質問への回答 
・詩、コード、メール、手紙などのテキスト形式の生成
無料「Google Pixel 8 Pro」のみで利用可能
*2024年6月、Pixel 8でも利用可能の予定

Geminiの始め方

Googleアカウントを持っていれば、GoogleChomeでサイトにアクセスするだけで始められます。

Googleアカウントをお持ちでない方は、アカウントを作成してください。

1.Googleアカウント作成する

Googleアカウントをお持ちでない場合は、Googleアカウント作成から作れます。

Google アカウントの作成

2.Gemini へアクセスする

Googleアカウントにログイン後、以下のURLからGemini にアクセスできます。

https://gemini.google.com

スマートフォンでも利用できます。ただしOSにより使い方が違うので注意が必要です。

  • Android の場合:Google Play ストアで Gemini アプリをダウンロードしてください。
  • iOS の場合: Google アプリをダウンロードして、Google アプリのGemini タブで使えます。

GeminiとChatGPTの違い

ChatGPTの無料版は、一つバージョンが古い3.5しか利用できませんでしたが、2024年5月13日にOpenAI社が無料でも最新のGPT-4o(オムニ)が利用できると発表しました。

それでもGeminiを利用するメリットがあります。

1.性格が違う

GeminiもChatGPTも人工知能ですが、人間と同じように性格があります。

Geminiは、少しお節介で親しみが持てるアシスタント、ChartGTPは、余計なことを言わない真面目なアシスタントという違いがあります。

実際に同じ質問しました。

気分が上がらない時に、気分を上げる音楽を3つ教えてください。

Geminiの回答

ChatGPTの回答

どちらも気分を上げるおすすめの音楽を紹介してくれました。Geminiは、気分を上げる他の方法も教えてくれるところが良いですね。

2.回答された情報の検証

生成AIを利用する時の注意点として、情報の確らしさを確認する必要があります。

GeminiIは、GマークをクリックするとGoogle検索で検証してくれます。

検証機能は、ChatGPTにはありません。

ネット検索しなくても検証できるため時間短縮になります。

3.Googleアプリとの連携

Geminiは、回答文をGoogleドキュメントやG メールにクリックするだけでダウンロードできます。アプリを立ち上げる必要はありません。

ChatGPT ではアプリを立ち上げてコピペする必要があります。

Googleアプリを利用している人には便利ですね。

4.3つの回答を作成

GeminiはChatGPTと違い一度に3つの回答を作成してくれます。

回答を再作成する必要なく比較検討できるので時間短縮になります。できるアシスタントですね。

Geminiの5つの活用例

Geminiは無料で利用でき、日本語で使えるため初めての方にも簡単に使えます。

プライベートでも使える5つの活用例を紹介します。

1.最新の情報を調べる

Geminiは、Google検索で最新情報にアクセスできます検索エンジンで調べる必要がありません。

天気予報に合わせて服装も提案してくれます。

2.文章の作成

Geminiは、さまざまな文章を作成できます。例えば、メールの下書きや物語り、コードなどを生成できます。いちから作成するより効率的ですね。

詩も作成してくれます。

3.文章の翻訳

Geminiは2024年5月8日時点で40言語以上翻訳ができます。

英語はもちろんのこと、フランス語、中国語、ドイツ語、などの主要な言語のほか、ベンガル語、タミル語、テルグ語などの言語にも対応しています。

詳しくは、ヘルプセンターに掲載されています。

4.質問に回答

疑問に思うことをテキストか音声入力すると回答してくれます。

また写真をアップするだけで説明もしてくれます。

YouTubeや、GoogleMapの検索もできますよ。

5.文章の要約

Geminiは、文章の要約してくれます。文章をコピペして貼り付けるだけでなくURLを入れるだけで要約できます。

英語のサイトも日本語で回答してと頼めば大丈夫です。

Geminiのビジネス活用3例

Geminiを利用して、事務処理の効率を上げる活用例を3つ紹介します。

文章作成や情報を集める時間が短くなります。

1.資料作成

Geminiは、文章を作成するのが得意です。客先への謝罪文やメールなどあっという間に作成してくれます。

そのほかキャッチコピーや標語も作成できるので、アシスタントの代わりになります。しかも何度作り直させても文句一つ言いません。

回答も一度に3通り作成するので、気に入った文章を選べます。

ダウンロードして手直しすれば、簡単に謝罪文が作成できますね。

2.画像の文字起こし

Geminiは、ホワイトボードに書かれた会議のメモや、手書きの文字をテキストにできます。

議事録を書くために時間をかける必要がありません。

テキストにしてください

テキスト化だけでなく、やるべきことも教えてくれました。

3.最新情報の入手

Geminiは、Googleで検索し最新の情報を入手して要約してくれます

営業であれば、プレスリリース情報や官報の情報などを入手することで、営業先で話題にできますね。

今日の日本でのニュースリリースを調べて

検索しなくても調べてくれるので、効率が大幅アップしますね。

Geminiで業務効率をアップしよう

Geminiを使うと、面倒な議事録や客先への文章などを簡単に作成できます。

上手に使うことで手書き文字もテキストにできるので、日報などもコピペすればすぐに終わりますね。

音声入力にも対応しているので、キーボード入力に疲れた時やスマートフォンで使う時には便利です。

無料で使えますので、明日から是非使ってくださいね。

Geminiを使って業務効率を上げて、定時退社を目指しましょう!